輸入住宅で周りよりも一歩先の暮らしへ!
2020年04月16日
マイホームへの強いこだわりや実現したい理想が固まっているなら注文住宅を選択すれば成功する確率が高くなります。依頼主と相性のいい建築家や営業担当者と出会うことができれば、正に理想のマイホームを手にすることも夢ではありません。しかし日本国内で注文住宅を建築する場合は、暗黙の了解として何らかの形で伝統的な日本の住宅のスタイルをコンセプトに間取りや設備・外見などの大枠の方向性は決まってしまいます。このような共通認識を持つことには、依頼者にとって想定外の仕上がりになることを防止できるメリットがありますが、海外のスタイルを取り入れたいようなニーズに対しては限界があるのは確かです。最近では海外に気軽に出かけることが可能になったことで、輸入住宅へのニーズが高くなってきました。輸入住宅とは北欧や南欧などのヨーロッパやカナダ・アメリカなどの北米の住宅のスタイルを踏襲した住宅のことです。資材はヨーロッパやアメリカなど現地で調達して、ユニット化した部品などを日本国内に輸入して現地で組み立てるのが一般的です。輸入住宅の設計は、いくつかの選択肢のなかから依頼者が選択する形式で、注文住宅とはいっても自由設計には限度があることが指摘されてきました。もっとも最近では輸入住宅についても、日本で依頼者の希望を反映した設計に対応するハウスメーカーも登場してきています。
このような輸入住宅で注文住宅を建築することには、伝統的な日本家屋を建築することにはないメリットがあります。まず輸入住宅のメリットとして、デザイン面ですぐれていること、つまりおしゃれな仕上りになることを指摘することが出来ます。切妻屋根が印象的なアメリカンスタイル、伝統的なテイストのなかにぬくもりを感じることができる北欧風やプロバンス風など、知名度の高いものだけでもかなりの数に上ります。その伝統的なスタイルは現在人にとっても、おしゃれなだけでなく時代や流行に左右されないスタイリッシュさが感じられます。
そして輸入住宅を語るときに忘れてはならないメリットは、基本性能が高いことです。具体的には断熱性能や気密性が高いのが特徴といえます。この点は特に冬場に過酷な環境におかれる北欧や北米での気候を前提に設計されていることが影響しています。加えて工期の短さと仕上がりが安定しているのも輸入住宅のメリットです。これはツーバイフォー工法に見られるように、主要部品は工場で生産し現地では組み立てるだけの簡易な方式が採用されているからと見られています。